択一式問題の合格ライン

社会保険労務士の試験には「合格ライン」という決まりごとがあります。
つまり、「その点数に達したらその時点で合格決定」です。
もっとも総合得点だけではなく、各科目別に合格ラインがあることがポイントですが。

社会保険労務士の合格率をいい感じで超えたいならこの合格ラインの仕組みを念頭に置いて 開始するべきですね。この合格ラインをよくわかっていない段階で社会保険労務士の受験勉強を はじめても、まず間違いなく大損をします(合格の目標の決め方が変わってくるからです)
損をする前に、合格ラインの推移も合格率の推移と同様に観察しましょう。

まずは択一式問題の合格ラインからです。

年度

合格ラインの詳しい内容

平成14年度

合計得点が44点以上+各科目で4点以上

平成15年度

合計得点が44点以上+各科目で4点以上
(ただし「労基」「厚年」は3点以上)

平成16年度

合計得点が42点以上+各科目で4点以上
(ただし「健保」「厚年」「国年」は3点以上)

平成17年度

合計得点が43点以上+各科目で4点以上

平成18年度

合計得点が41点以上+各科目で4点以上.
(ただし「健保」「一般常識(社一・労一)」は3点以上)

平成19年度

合計得点が44点以上+各科目で4点以上

平成20年度

合計得点が48点以上+各科目で4点以上

平成21年度

合計得点が44点以上+各科目で4点以上

平成22年度

合計得点が48点以上+各科目で4点以上

平成23年度

合計得点が46点以上+各科目で4点以上

社会保険労務士の択一式問題では、合計得点は60~70パーセントくらいの幅で合格ラインが 設定されることがわかりますね。
この点数は微妙な揺れ方をしますから、厳しくなっても大丈夫なようにしたかったら、 70パーセントちょうど、つまり49点を目標に置くべきだろうと考えられます
ただし、「各科目で最低でも4点は取れ」という命令を受けるわけで、 苦手科目をつくってしまうとそれだけでいっぺんに不利になります

ところで、科目によっては「3点でもOK」になっている年もありますね。
これは、合格発表のときに報告される、いわゆる「救済措置」です。
それだけを抜き出すとこうなります。

年度

合計得点の
合格ライン

救済が導入された科目

平成14年度

44点

(なし)

平成15年度

44点

「厚年」

平成16年度

42点

「健保」「厚年」「国年」

平成17年度

43点

(なし)

平成18年度

41点

「労基」「一般常識(労一・社一)」

平成19年度

44点

(なし)

平成20年度

48点

(なし)

平成21年度

44点

(なし)

平成22年度

48点

(なし)

平成23年度

46点

(なし)

(例外はあるものの)「合計得点の合格ラインが低めのときは 救済が発生する可能性も多少高くなっている」と見ることもできます。
厳しい試験になった年は合格ラインも甘くしてもらえる見込みが出てきそうですが、 結局、「択一式問題では救済がないことのほうが普通」ですから、あまり救済は期待できません。

社会保険労務士の択一式問題では、できるだけ自力で総合得点と各科目の合格ラインに 達することをノルマにするつもりで取り組むようにしてほしいと思います。

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